パリ五輪開幕まであと2日。柔道の阿部兄妹がフランスへ出発した。阿部一二三と阿部詩の阿部兄妹が、五輪連覇へ決意を語った。兄・阿部一二三(26)は「本当に、いよいよだなっていう気持ち。やるべきことはやったと思うので、それを出し切るだけ」、妹・阿部詩(24)は「歴史の1ページに名を刻める戦いをしたい。最後の最後まで諦めずに戦い抜きたい」と、決戦の地・フランスへ出発の前に力強い決意を語った。阿部兄妹が目指すのは、東京五輪に続き2度目となる兄妹同日優勝。兄・阿部一二三は「体の仕上がりだったり、すごくいい状態でパリ五輪に挑める」と語った。その言葉の通り、兄・阿部一二三のSNSには、背筋の仕上がり状態がわかる写真が投稿されていた。日本テレビは去年12月から阿部兄妹に密着していて、取材当初は「連覇への自信は70%」と語っていた妹・阿部詩だが、パリ五輪直前の今月には「97%。あとの3%は油断せず、100%は決勝当日に持っていけたらいい」と語っていた。連覇への思いを背に迎えるパリ五輪で“最強の兄妹よ、再び”。兄・阿部一二三は「兄妹で2連覇がかかっていて、お互いに東京五輪の時よりプレッシャーはある。お互いを信じて最後まで戦い抜きたいと思う」、妹・阿部詩は「誰よりも強い絆を持って戦う」と語った。