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「CSTO」 のテレビ露出情報

アゼルバイジャン共和国は人口は1050万人、面積は北海道と同じくらい、トルコに近いテュルク系のアゼルバイジャン系民族が9割を超えている。宗教はイスラム教シーア派だが、政教分離に基づく世俗主義を取っている。石油や天然ガスが産業となる中で発展を続け、ザハ・ハディッドさんの建造物や豊かな自然も広がる。ワインが名産であり、カスピ海さんの高級キャビアやリコリスの蜜を使ったはちみつも有名。イスマイルザーデ氏は1918年に独立したときにはイスラム世界初の共和国だったと紹介しこのときには女性にも投票権も認めていたと紹介。現在は親日的な風土であり、アニメや村上春樹も親しまれているという。
COP29が行われているアゼルバイジャンだが、元々気候変動対策が中心に議論される会議であることから、産油国での開催には懐疑的な声もあった。これに対しアリエフ大統領は石油やガスは天の恵みであると主張し、市場や人々が必要としていることから批判するべきではないと批判を一蹴している。日米中などが欠席する形となった今回の会議だが、イスマイルザーデ氏はアゼルバイジャンはグリーンエネルギーへのシフトも考慮している、今後は3割をグリーンエネルギーへ切り替えるつもりでいるとしている。
アゼルバイジャンはソ連崩壊後のロシアがCSTO・集団安全保障条約機構を掲げる中、これを1999年に脱退し、エストニアなどバルト三国もNATOへ移っている。アゼルバイジャンはウクライナなどとともに民主主義と経済発展のための機構・GUAMに加盟しているが、その中で唯一EUにもNATOにも加盟の申請も行っていない。イスマイルザーデ氏は西側の機関への加盟を申請しない理由について、アフガニスタンへの支援などは行ったがアゼルバイジャンは同盟に加盟しないことが外交策であると考えていることが背景にあるとしている。また、アゼルバイジャンに囲まれているナゴルノカラバフを巡っては対立するアルメニアをロシアは支援してきたが、紛争後もロシアとは貿易は継続していると紹介。周辺の国との関係を見てみると、ヨーロッパはナゴルノカラバフ紛争では調停を行い、アルメニアを支援したロシアは緊張が残っているものの貿易は続いている。トルコは伝統的に緊密な協力関係がある。そして、イランはアゼルバイジャン系住民を北部に抱えることで牽制し合う形だが、これと逆に宗教的に遠いイスラエルとは良好な関係でドローンの支援も受けていた。このようにアゼルバイジャンは宗教的な背景にとらわれない全方位外交を取ってきたのが強みとなっている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年3月28日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道INTERNATIONAL NEWS REPORT
アルメニアでは欧米との外構協調も主張するパシニャン政権が発足した2018年以降、これまで結び付きが深かったロシアとの関係が悪化している。また隣国アゼルバイジャンとの係争地 ナゴルノカラバフを巡る紛争でもアルメニアがロシア主導の軍事同盟CSTOに加盟しているにも関わらずロシア側が目立った支援をしなかったこともあって敗北し、以降CSTO脱退の方針を示したりアメリ[…続きを読む]

2024年11月18日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュースワールドEYES
ロシアによるウクライナ侵攻は今月24日で2年9か月となるが終わりは見えないまま。それを当事者のように見つめてきた旧ソビエトの国々。ロシアとEU、どちらとの関係を強めていくことが国の安定につながるのか揺れ続けている。きょうは旧ソビエト諸国の行方と欧米の向き合い方について考える。ここからは筑波大学教授・東野さんに話を伺う。旧ソビエト諸国ではロシア離れが進んでいる[…続きを読む]

2024年7月16日放送 11:00 - 11:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース)
アルメニア国防省は15日「米軍との合同軍事演習を今月24日までの日程で国内で開始した」と発表し映像も公開した。アルメニアはロシアが主導する軍事同盟「CSTO」に加盟しているが、隣国のアゼルバイジャンによる係争地ナゴルノカラバフを巡る軍事行動で敗北したことを受けて「ロシアが安全保障上の義務を果たしていない」と批判を強めパシニャン首相は先月、CSTOから脱退する[…続きを読む]

2024年7月11日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト(ニュース)
日本とNATOが連携を強化する理由は軍事的な対立の構図がより世界規模に広がってきたから。NATOは、ロシアやベラルーシを軸とするCSTO(集団安全保障条約機構)の軍事同盟と対峙している。先月には、そのロシアが北朝鮮と戦争が起これば互いに支援を行う包括的戦略パートナーシップ条約を締結し軍事同盟に近い関係を築いた。さらにプーチン大統領はカザフスタンで開かれた上海[…続きを読む]

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