木内さんは「雇用は比較的堅調で20万人ぐらいと失業率も横ばい、賃金上昇は下がって4.2%ぐらい。形として雇用は強くてインフレ期待は後退していく。数字通りであれば楽観論を強める。FRBの利上げも最終局面という見方につながるとみられる。雇用統計は推計。推計が課題推計になっている可能性がある。景気が弱くなると新規に生まれる企業が少なくなる。そこが十分補足されず課題推計になっている可能性がある。ゆがんだ統計を見ていてそれに基づいて金融政策を決めているかもしれない。オーバーキルの懸念がある」などと述べた。深谷さんは「ADP雇用報告で強めだったところが下がっている。大きく見ると雇用統計と同じだがたまに逆行する。素直に見れば雇用の増加ペースは鈍化すると思う。非製造業の雇用がしっかりだということ。ISM出てきて雇用判断が悪化した。製造業は悪化していて非製造業も悪化している。リスクとしては下振れのほうがある。非製造業も景況感が悪化しつつある。個人の消費も手元のキャッシュが付きてくる。ソフトランディングと言われているが本当にソフトなのかどうかまだわからない」などと述べた。