先週2300円以上下げた日経平均株価は、週明けの今日も値下がりが続いている。今日は午前9時過ぎに1100円以上値を下げ、約1か月ぶりに3万5000円台での取引となった。先週末に発表された米国の雇用統計が市場予想を下回り、景気減速への懸念が強まったことから、米国の主要な株価指数が下がったことが大きな要因で、東京市場でも幅広い銘柄で売りが進んだ。また、円相場が一時、1ドル=141円台になるなど円高が進んだことも日経平均の重しとなった。ただその後、円安に傾くとともに下げ幅は縮まり、午前は先週末より778円安い3万5613円で取引を終えている。午後は株を買い戻す動きもあるとみられているが、為替次第では更なる値下がりもあるとして市場では警戒感が続いている。