日本・中国・韓国の3か国の保健大臣会合が日本で開かれ新たな感染症などの緊急事態に備え、それぞれの専門機関の協力を拡大することなどを盛り込んだ共同声明を採択した。会合には福岡厚生労働大臣と中国・雷海潮国家衛生健康委員会主任、韓国・朴敏守保健福祉部第2次官が出席。共同声明では抗生物質が効きにくい薬剤耐性菌や新たな感染症の拡大といった緊急事態に対しアジア地域や世界全体で対応できるよう、来年4月に設立される日本の国立健康危機管理研究機構と中国・韓国の専門機関の協力を拡大するとしている。介護ロボットなどを活用して医療従事者の負担軽減策などを共同で検討するとしているほか、すべての人に質の高い保健医療サービスを提供するユニバーサル・ヘルス・カバレッジを実現するための知見を共有するとしている。