半導体受託生産の最大手として知られる台湾・TSMCの熊本工場が年内にも本格稼働するが、そのう一方で半導体を巡る人材不足は課題となっている。熊本・水俣市にあるアスカインデックス 水俣高度技術センター・半導体実技総合大学校はその製造やウエハースの保護膜を落とす工程などを学べる拠点となっていて、若手エンジニアの研修に使われている。2019年に買収された半導体製造工場では2004年生の古い設備で半導体作りを学ぶことが可能となっている。実機を使って研修ができる希少な施設となっていて、去年は企業から250人を受け入れたが、今年は500人を受け入れる見込みという。第2工場も建設が進む中、菊陽町のハローワーク菊池ではTSMCの進出で既存の工場も増設が進められ人材確保への努力が行われていると話があった。熊本県の2024年7-9月期の平均給与は24万9725円だが、TSMCの求人には最低33.3万円からといった文言も見られ中には50万円からという文言も見られた。テラプローブも九州での開発を拠点する方針だが、外国人や高卒も受け入れるとしている。半導体業界では今後10年間で4万3000人もの人材が不足するとされるとみられる。アスカインデックスは若い世代の教育にも力を入れていて、半導体実技総合大学校・竹内正規校長自ら学生に教鞭を振るう様子も見られる。
住所: 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
URL: http://www.jeita.or.jp/
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