台湾の第三の政党・民衆党で初めての汚職疑い。党のトップ・柯文哲主席に不正利得と収賄の容疑が挙がっている。一連の疑惑により党のクリーンなイメージに傷がつき、党への信頼失墜につながる恐れがある。台北の警察は審問を開き、家族などと連絡をとることを禁止した上で拘留するか決定するという。30日に拘束された柯文哲主席は1日午前、台北地方検査所で取り調べを受けた。柯文哲主席は現在は解体された商業施設のコアパシフィックセンターの再開発計画を巡る汚職疑惑に問われていた。施設の賃貸物件の容積率を引き上げる便宜を図った疑い。他に少なくとも4件の汚職に関与した疑いが持たれている。台北市の当時の副市長も汚職に関与したとされている。