自民党総裁選への出馬会見で大臣として取り組んだ実績をアピールした河野太郎デジタル大臣。しかし、その手法が問題視されたことも。現行の保険証を廃止し、マイナカードと一体化したマイナ保険証に切り替えると突然発表。任意であるはずのマイナカードの取得が事実上の義務化になったなどと批判を浴びた。そして、自民党が直面する”裏金事件”については、不記載があった議員に国庫返納を求める考えを示し、けじめをつければ「自民党公認候補として国民の審判を仰ぐことになる」と述べた。一方で党内から冷ややかな声も。出馬の意向を示す議員らが掲げる脱派閥。河野大臣は党内で唯一存続を明言している麻生派に残り続けている。