青森県黒石市を取材すると、雪の重みで屋根が変形した建物もあった。県内では雪による死亡事故が相次ぎ10日までに7人の死亡が確認されている。家屋の倒壊や落雪による被害を防ぐため欠かせない雪下ろしだが、危険を避けるポイントがある。番組が取材したのはこの道27年という雪下ろし代行業者。プロのノウハウを見せてもらった。転落に備え、建物の周囲に雪でクッションを作るのが重要だ。そして、本格的に作業が始まると大量の雪を屋根の傾斜に沿って落とすのではなくわざわざ横に下ろしている。今回の建物は3面を隣の敷地や道路に囲まれているため安全な方向にだけ雪を下ろす。約2時間半で作業は終了。屋根には雪の層が残っているが、これも安全のためのポイントだった。トタン屋根は雪を全部落とすと滑って危険で、刺したスコップで穴が空いたりすることもあるため40~50cmほど残すとのこと。