- 出演者
- 宮根誠司 藤本万梨乃 八代英輝 安野貴博
今日は強い寒気が流れ込み九州各地で雪となった。現在の渋谷のスクランブル交差点は気温は6.1℃。この時期らしい寒さとなっている。一転明日は13℃まで気温が上がり暖かくなるよう。
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- 渋谷区(東京)
今夜のゲストは国際弁護士の八代英輝さんと、AIエンジニア・起業家の安野貴博さん。
オープニング映像。
今年初めての3連休。雪や寒さに見舞われている日本列島。そんな中、熱い時を過ごしている人たちがいた。昨日までに今季一番の積雪量となる85cmを観測した山形県最上町。歴史ある赤倉温泉にやって来たのは東京などから訪れた4人組。最低気温氷点下5℃を記録したこの日、夜になると現れたのは、雪景色の中を松明を手に走る裸の男性たち。その中に先ほどの男性の姿があった。これは毎年、この時期に行われている伝統行事「お柴灯まつり」の鳥追い。下帯姿の男性たちが街中を駆け巡り。家内安全、商売繁盛を祈願する。祭り歴22年以上地元出身の丸米充さんが鳥追いのリーダー。コロナ禍で走り手が減り、廃止の危機に陥ったときも1人で走り祭りを存続させる活動を行ってきた。その甲斐あって今年の走り手14人のうち10人が県外からの参加者だ。東京から来た奥野優樹さんは初参加だというが雪の上を裸で。サーモカメラで撮影させてもらうと、このとき気温は0℃近く。周囲は低温を示す真っ青な世界だが体は温度が高いことを示す赤色に。他の人たちも体は赤い。実は、鳥追いの直前には。ゆっくり温泉に浸かってポカポカに。さらに、家やお店旅館などを巡って走り続けるため、サーモカメラで見ても体は赤いままだった。そんな中で奥野さんにトラブルが発生。わらじの一部が切れてしまった。ここまで合計1時間近く走り続けたが鳥追いはまだ30分以上はある。切れたわらじを脱ぎそのまま続行することに。すると、その左足はつま先が真っ青に。午後8時、奥野さんも無事完走。
極寒の3連休。今日、雪の残る石川県輪島市で行われたのは二十歳の集い。去年、元日に発生した能登半島地震や豪雨災害を経て迎えた晴れの日。
輪島市の二十歳の集い。今年は開催に至ったが地震直後の1年前は中止を余儀なくされていた。そこで昨日開かれたのは1年遅れの二十歳の集い。前年度に二十歳となった125人が改めて人生の門出を祝った。出席した21歳の井上岳登さんは素潜りで海産物を取る海女の家系。家業を継ぎ被災後も輪島に残って地元と共に生きている。さらに、特別な思いで式に臨んだ女性も。金沢市に住む沖崎愛実さんは、1年遅れの二十歳の集いに出席するため式典前日、仕事が終わると約100km離れた故郷・輪島の実家へ向かっていた。このとき雪のピークは越えていたものの、今季最強寒波の影響で路面には雪が、時折、強く降る時間もあった。慣れない雪道に戸惑いながら故郷を目指す愛実さん。1年遅れの二十歳の集いに何としても参加したい理由があった。能登半島地震で実家は準半壊。漁師の親は一時、仕事ができなくなっていた。愛実さんは親の負担を減らしたいと実家を離れ、金沢で働く苦渋の決断をした。心残りがあるまま家族と離れて暮らすようになったからこそ愛実さんは「立派な晴れ着姿を見せて家族との思い出を一つでも増やしたい」という。そして迎えた、式当日の朝。念願の晴れ着姿で去年、かなわなかった二十歳の集い。その会場には愛実さんの晴れ姿を見たいと駆けつけた、祖母の姿が。さらに帰宅後、父親に披露。言葉少なでも家族と温かい時間を過ごせた愛実さんが誓ったのは「親が安心して見守ってくれるようないい社会人になりたい」と話した。
3連休前豪雪に見舞われた青森市では昨日、裏庭に作った雪の滑り台で遊ぶ子供たちが。身動きの取れない3連休。子供は雪遊び。その一方で、大人は除雪に追われていた。
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- 青森市(青森)
屋根に積もる大量の雪。その威力を知る映像を紹介。福島県南会津町で撮影された屋根からの落雪つの映像や、木箱に落雪に見立てた雪の塊を落とす実験映像を紹介した。
青森県黒石市を取材すると、雪の重みで屋根が変形した建物もあった。県内では雪による死亡事故が相次ぎ10日までに7人の死亡が確認されている。家屋の倒壊や落雪による被害を防ぐため欠かせない雪下ろしだが、危険を避けるポイントがある。番組が取材したのはこの道27年という雪下ろし代行業者。プロのノウハウを見せてもらった。転落に備え、建物の周囲に雪でクッションを作るのが重要だ。そして、本格的に作業が始まると大量の雪を屋根の傾斜に沿って落とすのではなくわざわざ横に下ろしている。今回の建物は3面を隣の敷地や道路に囲まれているため安全な方向にだけ雪を下ろす。約2時間半で作業は終了。屋根には雪の層が残っているが、これも安全のためのポイントだった。トタン屋根は雪を全部落とすと滑って危険で、刺したスコップで穴が空いたりすることもあるため40~50cmほど残すとのこと。
神奈川県箱根町から中継で現地の様子を伝えた。雪は降っていないが、観光客が激減しているとのこと。箱根神社の様子を紹介した。移動中も車が少ない印象だったとのこと。風もでてきて非常に寒い夜となっているという。
各地の大雪についてトーク。海水温が高いことが要因となっており、夏の猛暑とも関係している可能性がある。また輪島市の二十歳の集い、人口減少について話題となった。
“おんせん県”なのに温泉がないという大分県豊後大野市。逆境に負けずサウナのまちとして人気観光地になるまでの汗と情熱の逆転物語。深い山あいの中人々が吸い込まれていくのは大自然にたたずむ様々なサウナ。ロウリュウの水蒸気でじっくり汗をかくと。大自然の中に飛び出していく。今、はやりにはやっているこうしたアウトドアサウナをいくつも体験できるのが豊後大野市。サウナのまちを宣言し大成功を収めている自治体だが、実は、わずか5年前まではサウナの“サ”の字すらなかったばかりか、“おんせん県”といわれる大分にあって“温泉のない市”として有名になってしまうほど観光客を呼べない街だった。そんな豊後大野市を変えたのは東京からやって来たのは、LAMP豊後大野支配人・高橋ケン。もともとサウナ嫌いだった男がサウナに目覚め。その輪を次々と広げていった、大逆転の町おこしの物語。
今をさかのぼること6年前。豊後大野市のとあるカフェで2人の男が川面を見つめため息をついていた。豊後大野の夏は大自然に囲まれた美しい奧岳川清流に観光客 が集まるものの、冬になるとめっきり客足を減らしていた。そんな現状に少なからず苛立っていたのは、東京からこの地へ赴任していた高橋ケン。高橋はそのカフェからさらに上流に約30kmという場所でLAMPという宿泊施設を任されていた。そもそも、高橋は東京にあるとあるIT企業のサラリーマン。何か面白いことができそうと会社が持っていた宿泊施設の経営に立候補したものの冬になると、カフェパラムに入り浸っていたという高橋を店主の小野光治は「Facebookで怒った顔で写っていた」などと話す。それでも2人は意気投合。冬の冷たい川を「サウナの水風呂」という発想に至った。きっかけはさらに1年前にさかのぼる。サウナの正しい入り方を教わると、当時はまだ九州に数基しかなかったというテントサウナを自分の施設に持ち込み早速、試してみた。もともとIT企業でビジネスのスピード感には自信のあった高橋は、カフェの川向かいにある「ロッジきよかわ」の江副雄貴も巻き込み。いきなりLAMP、カフェパラム、ロッジきよかわの3社で目の前の清流を水風呂にしたイベントをやろうと提案。当時は「サウナの水風呂が苦手」などと言っていた江副も、いざ自然の水風呂に入ってみた。こうして、“整っちゃったの輪”が広がり始めるととんでもないことを言い出した。「稲積の水中鍾乳洞を水風呂にできないか?世界一の水風呂になる!」稲積の水中鍾乳洞とは世界のジオパークにも選ばれている、貴重な天然資源。しかし思い込んだら一直線の高橋は、管理者の青松に直談判。ならばあの感覚を味わわせてしまえと鍾乳洞の前にテントを建て前代未聞の水風呂を体験させた。こうして、高橋、小野、江副、青松と次々広がっていく“整っちゃったの輪”に絶対の自信を持った高橋。しかも、豊後大野には何と、室町時代から辻河原石風呂という岩穴に薬草の蒸気を充満させて入浴するまるでフィンランドサウナのような蒸し風呂があった。これも温泉がなかったからこその先人の知恵だったのだろう。
さらなる運命を感じた高橋は、2019年12月、市長が年末の挨拶にやって来るタイミングで多忙の市長を捉まえ、渾身のプレゼンをぶちかました。しかも、高橋は有言実行の男だった。その後の高橋は集まった仲間とともにサウナ万博なるものを開催。川野市長は豊後大野市を“サウナのまち”と宣言。初めは「3年で帰る」と言っていた高橋ももうこの町に来て、8年目。サウナのまちの快進撃がはじまる。
2021年、豊後大野市は“サウナのまち”を宣言。そのときのサウナのお客さんは800人くらいだった。お客さんは倍々に増えていった。昨年は1万人に届きそうになった。カフェパラムの小野光治さんは、高橋ケンさんが信念を曲げずにやってきたという。サウナ推進室を担ってきた三宮さん。初めは「3年で帰る」と言っていた高橋ももうこの町に来て、8年目。高橋ケンさんは地元ではない。自分に関わってくれている人の笑顔がなくなるのが嫌だという気持ちでやっているという。高橋の「整っちゃったの輪」はこれからも広がり続けるに違いない。
ないことを強みにする逆転の発想は素晴らしい試みだと宮根さんがいう。安野貴博さんは、よそからやってきた人がその街のよさを見つけるのはすばらしい。鍾乳洞に入るなどと、行政では考えつかない発想だ。
今日、決勝戦が行われた春の高校バレー。女子は「世代ナンバーワンエース」といわれる共栄学園・秋本美空が躍動。母で元日本代表の大友愛さんが見つめる中、長身を生かしたスパイクでチームを19大会ぶりの優勝へと導いた。
男子は駿台学園が東福岡を3−0で破り、3連覇と高校3冠を達成。
全国の週間天気予報を伝えた。