国は去年「指定管理鳥獣」にツキノワグマを指定し、自治体の捕獲・被害対策などに対して費用を支援することを決めた。これを受けて青森県では被害防止に向けた対策などを管理計画にまとめ、昨日開催された委員会に計画案を示した。計画の期間は今年11月~2031年度までで、現在1800頭余と推定される個体数を約1200頭に抑える目標を掲げ、必要に応じ捕獲を進める。一方で山間部でエサとなるナラを保全しクマを保護するとともに、里山の利活用を進めて人とクマの生活圏を分ける取り組みも盛り込まれている。また、昨日施行された法改正で市街地などでも緊急時に猟銃使用が可能になったことに触れ、県や警察・猟友会などと連携を強化する。