森武氏、妻の幸子さんは40年以上前、上野から寝台特急ゆうづるに乗車して故郷の北海道へ戻った。武氏は小説家になるという東京での夢を捨て、北海道で高校教師として新生活を送ることとなった。武氏は教育者として熱心だったが、家庭のことは幸子さんが引き受け、4人の子どもを育て上げた。65歳の時、武氏は癌と診断され、闘病を続けるなか、寝台特急を舞台に女性と出会った主人公が悩みから救われていく小説を発表。主人公は武氏、女性は幸子さんがモデルである。冒頭には「この小説を感謝を込めて妻に捧げる」と記している。今の目標は来年も元気に過ごし、金婚式を迎えること。
住所: 青森県青森市柳川1-1-1