静岡・三保松原の近くにある東海大学の研究所で驚きの養殖が行われている。養殖が“最も困難”と言われるタコ。立ち上がったのは東海大学の秋山信彦教授。東海大学が研究を始めてから15年、タコを複数飼育するための環境確立など世界初、タコの陸上完全養殖の成功が目前に迫っている。完全養殖とは、人工的に孵化させた親から次の世代の赤ちゃんを誕生させるサイクルのこと。卵から約1カ月で孵化する。課題(1)は幼生のエサ。カニの幼生を好んで食べるがタコの孵化に合わせてカニの幼生を孵化させるのは大変なため人工飼料を研究している。水流でエサを浮かせることで、幼生に人工飼料を食べさせる設備を開発。課題(2)は着底後の生存率。タコの生存率低下の原因は不明だという。成体でも問題がある。課題(3)は脱走癖。課題(4)は排他的行動。1つの水槽にたくさん入れるとケンカをするため、タコシェルターを設置するとケンカが無くなったという。課題(5)はタコが気に入る人工飼料の開発。野生のタコはカニや二枚貝などが好物。コラーゲン膜が殻と同じ効果をもたらした。着底したあとの生存率が最も大きな課題となっている。また採算性のある人工飼料開発が養殖成功。「築地銀だこ」を展開するホットランドホールディングスから秋山教授に依頼がまわってきたという。国内の生産地からは不漁のニュースが続々届くが、秋山教授は「安定供給ができるようになる」などと話した。
住所: 静岡県静岡市葵区東町15
URL: http://www.satv.co.jp/
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