2006年、日曜美術館が特集した画家・石田徹也。放送の前年、31歳で亡くなった。石田は夜中のコンビニの店員、道路工事の警備員などアルバイトをしながら生計を立てていた。そうした経験などで感じた日常の中に潜む怖さを作品に込めた。石田の作品の一つ「燃料補給のような食事」。外食チェーンのような場所でロボットのように同じ食事を流し込んでいる。「面接」。顕微鏡のような面接官に品定めされ、学生の顔は不安に慄いている。当時、没後まもない石田の絵はまだほとんど知られていなかった。番組はその作品の魅力と彼の生涯を広く伝える契機となった。7年後、日曜美術館では再び石田を特集。展覧会を見に来た人たちの共感の声を伝えた。さらに去年の放送では海外で開催された石田徹也の展覧会の様子も紹介した。展覧会責任者のテレサ・ベラスケスさんは「彼の作品が表現する絶望や不安は現代の生活と強く結びついています。それは私たち全員が直面している課題をグローバルな視点で映し出しているのです。無関心ほど悲しいものはありません」と話した。番組から始まった共感の輪は今も広がり続けている。加藤は「僕たち世代とかでも共感できるような題材を描かれている方だなと思っていたが、改めて見るとゾワッとするし、そういった感覚って海外の方でも通じるんだなって思った」とコメント。
住所: 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
URL: http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/
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