スーパーでのコメの平均販売価格が3週ぶりに値下がりした。随意契約で売り渡された政府の備蓄米が各地で販売開始。千葉や大阪のスーパーには長蛇の列ができた。銘柄米やブレンド米が4000円近くの価格で販売される中、おとといから店頭に並んだ備蓄米は5キロで2100円余。多くの人が備蓄米を手に取る中、大手ディスカウントショップ運営会社社長からはコメの前時代的な流通経路を見直す必要があるなどの声が。小泉農相宛に意見書が提出された。意見書には価格高騰の一因となる要素として「JAグループと直接取り引きできる卸売業者が限られている」ことなどが記載。小泉農相は「これだけの価格高騰を招く要因を解明するうえでも1つの参考にすべき意見だと思っている」と語った。