木原龍一選手は1992年生まれ33歳、三浦璃来選手は2001年生まれ24歳で9歳差。ケンカして仲良くなるという。トレーニングの合間には一緒にお弁当、去年はMLBワールドシリーズを観戦するなどオフも一緒に過ごす。運命の出会いは2019年。木原はシングル選手だったが2010~2012年の全日本選手権はすべて12位。ペアに転向し2014年ソチ五輪は高橋成美選手、2018年ピョンチャン五輪は須崎海羽選手とペアを組み2大会連続で出場したがフリーの演技に進むことができなかった。引退を覚悟した木原選手は地元愛知県のスケートリンクで競技を続けながらアルバイトを始めたころ、木原選手と組んでみたいと当時17歳の三浦選手が尋ねてきたという。大技が驚くほどの高さになったことがペアを組む一つのきっかけとなった。2人で初めて出場した2022年北京五輪ではトリプルツイストを武器に日本ペア史上初の7位入賞、去年出場した主要大会では負け無しの世界王者になった。団体戦ではショートプログラムで1位、フリーでは自己ベストを更新するスコアで1位、銀メダル獲得まで日本を押し上げた。団体戦直前にチーム最年長の木原選手は「史上最強のメンバーだと思ってる」「自分たちを信じれば最後の最後で積み上げてきたものが絶対に出る」などと鼓舞していた。
