きのう平日にも関わらず多くの人が集まったのは千葉市動物公園。水曜日は本来休園日だが、レッサーパンダの風太くんが20歳の誕生日を迎え、セレモニーを行うために臨時開園したという。駆けつけたファンは約1000人。2005年、二本足で立つ愛くるしい姿で一斉を風靡した風太くん。テレビ朝日でも折りに触れ取材してきた。2019年の年明けに取材した際も立ってくれた。そんな風太くんも気づけば20歳。人間で言うと80歳以上だ。右目が白く見えるのは白内障で視力は失われているという。2020年には歯槽膿漏になってしまい歯を抜いて膿を出す手術をしたことで約5ヶ月間一般公開を中止。それから園ではエサを食べやすいよう薄く切ったりミキサーをかけたりと様々な工夫をしてきた。こうした苦労のかいあってレッサーパンダの平均寿命が18歳ほどと言われるなか、風太くんは20歳を迎えた今も元気な姿を見せてくれている。記念セレモニーでは千葉市の市長から感謝状やバースデーケーキのプレゼントが贈られた。また風太くんのバースデーフレームで特別な写真を取れる場所も設置。今も人気の衰えない風太くん。園としてはこれからも元気に長生きさせるため環境を整えたいと話している。