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「風流源氏 うたがるた」 のテレビ露出情報

テーマは「風景画だけではない、北斎が描いた源氏物語」。新千円札の図柄に採用された「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」など、江戸時代の風景や風俗を多く描き、優れた観察力で様々な表現を駆使していた葛飾北斎。現在、すみだ北斎美術館で企画展が開催中。「貴人と官女図」は直接描いた肉筆画。風景画だけでなく平安時代の物語をイメージさせる作品を前期と後期で合わせて約110点展示した企画展「北斎が紡ぐ平安のみやび」を開催中。今回は源氏物語にまつわる4作品を紹介する。1つめ、葛飾北斎「美人カルタ」は江戸時代の女性たちがかるた遊びをしている様子を描いている。着物の柄は「源氏車文」という源氏物語第九帖「葵」にまつわる文様。「葵」は光源氏の正妻・葵の上と愛人・六条御息所が祭りを見物するための駐車場所を争うお話。その話から着想を得た車輪の模様が着物に描かれている。一人、平安時代の十二単衣を着た女性が紛れている。
車争いを題材に北斎は「『北斎漫画』五編御息所」を描いていた。車争いの後、六条御息所は生霊や死霊としても葵の上を苦しめたという話を題材にした能の作品から、般若の顔の六条御息所を描いている。ただ恐ろしく描くだけでなく、墨の濃淡で怪しさを表現。
「風流源氏うたがるた」は「源氏物語」の各帖に出てくる歌と挿絵が描かれた作品。絵はそれぞれ源氏物語から連想される絵を2枚に描いている。「五歌仙檜扇」は「源氏物語」第五帖「若紫」を思わせることから紫式部をイメージして描かれたのではないかと言われている。「五歌仙」のシリーズは女性の歌人をイメージして描かれたもの。金摺と銀摺という技法は金の粉、銀の粉を刷り込んだ技法。お正月の配り物などのために豪華に依頼を受けた作品。東京・墨田区のすみだ北斎美術館の企画展「北斎が紡ぐ平安のみやび展」は11月24日まで開催。

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