「風神図」「雷神図」は視線の誘導を使っているという。江戸時代の絵師の狩野山雪の作品の梅遊禽図梅は幹が上がって下がって再びあがるという面白い構図になっている。村上隆はこの例をとって鑑賞者の視線の動きがどのように誘導されるのかを解説している。画面に奥行きはないが独特の視線誘導の遊びがあり欧米のアートコレクターにも受け入れられると村上は築いた。伝統絵画から学び鑑賞者の視線をぐるぐると遊びこうした独自の手法があった。
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