収穫祭でお世話になった方たちに振る舞うピザ作り。始まったのは2024年12月。ピザ生地を作るために小麦農林61号の種をまく。日本の小麦は価格が安い外国産の小麦に押されて8割以上を輸入に頼っているが、農林61号は品質の良さから人気が高く、栽培技術や製粉技術が確立されており80年前から育てられ続けている。土を耕し手押し式の種まき機で種をまいたら、1ヶ月半後に芽がでたところで、麦踏みをした。霜柱が立つことで麦が持ち上がると根張りが悪くなってしまうので、麦を踏んで土に密着させることでそれを防ぐ。また幼穂が1月にでき始めると凍結して死んでしまう恐れがあるので、麦踏みには生育を遅らせる効果があり幼穂が凍死するのを防ぐ目的もある。2月、3月と合計3回行った。茅葺き屋根が完成に近づくとともに、麦もどんどん成長。5月になると、ピザに欠かせないトマトを育て始める。普通のトマトとは違い調理用のトマト。調理用は果肉が厚めで水分量が少ないことから煮詰めやすく、ケチャップやトマトソースなど加工品に使われている。一般的なトマトは支柱を立て脇芽を摘むことで1つ1つの実を甘く大きな果実に育てていくが、調理用は脇芽をとらないことで収穫量を増やし、地面に這わせて機械で一気に収穫する方法で栽培。皮が硬いため機械で収穫しても実は潰れない。6月にはバジルソース用のスイートバジルも植えた。6月に小麦が黄金色に色づいており、穂が全体の半分曲がっていると収穫目安。収穫した小麦はハウスで乾燥させ、7月に脱穀し収穫祭まで一旦保存。
