- 出演者
- 所ジョージ 阿部健一(セバスチャン) 三浦一馬(シイナ)
所さんの「かがくのさと」では、12年前は荒れていた土地を科学者の知恵や地域の方々の協力で緑豊かな里山へと変貌した。今回の収穫祭では隈研吾さん設計の母屋の完成披露を行われたが、そんな収穫祭の裏側をお見せする。
収穫祭2週間前の2025年10月。昆虫に詳しい斉藤先生が里にやって来た。母屋の周りを見てみると、クモの巣を発見。クモが多い場所は昆虫も多いという。茅葺き屋根など昆虫の住処が増えた現在、里にどのような生き物がいるのか見てみることに。畑では、オンブバッタを発見。1回の飛行でショウリョウバッタは5m以上、トノサマバッタは50m以上を翅で移動できるが、オンブバッタは50cmずつ跳ねて移動。遠くに移動しないため密集すると天敵が来てしまうので、自分の匂いがわからないようにフンを遠くに飛ばすという。さらに昆虫探しを続けると、秋に鳴く虫の代表コオロギ。ツヅレサセコオロギの名の由来は、衣類の破れを縫い直すつづれ刺すという言葉から来ており、秋に聞こえるコオロギの鳴き声は、着物を縫直し寒さに備えろと人々に冬の到来を告げる風物詩だと言われている。鳴いているのは求愛のため。ツチイナゴは冬越しをする成虫越冬を行う種。一方、緑色のハネナガイナゴは卵で越冬するため秋に産卵を終えた成虫は冬を迎える前に死んでしまう。今、世界人口の増加に備え注目されている昆虫食。特にイナゴはタンパク質が多くとれるとして昔から重宝されてきた。2種類のイナゴを捕獲し所さんに食べてもらうことに。みんなでイナゴの佃煮を試食。
収穫祭でお世話になった方たちに振る舞うピザ作り。始まったのは2024年12月。ピザ生地を作るために小麦農林61号の種をまく。日本の小麦は価格が安い外国産の小麦に押されて8割以上を輸入に頼っているが、農林61号は品質の良さから人気が高く、栽培技術や製粉技術が確立されており80年前から育てられ続けている。土を耕し手押し式の種まき機で種をまいたら、1ヶ月半後に芽がでたところで、麦踏みをした。霜柱が立つことで麦が持ち上がると根張りが悪くなってしまうので、麦を踏んで土に密着させることでそれを防ぐ。また幼穂が1月にでき始めると凍結して死んでしまう恐れがあるので、麦踏みには生育を遅らせる効果があり幼穂が凍死するのを防ぐ目的もある。2月、3月と合計3回行った。茅葺き屋根が完成に近づくとともに、麦もどんどん成長。5月になると、ピザに欠かせないトマトを育て始める。普通のトマトとは違い調理用のトマト。調理用は果肉が厚めで水分量が少ないことから煮詰めやすく、ケチャップやトマトソースなど加工品に使われている。一般的なトマトは支柱を立て脇芽を摘むことで1つ1つの実を甘く大きな果実に育てていくが、調理用は脇芽をとらないことで収穫量を増やし、地面に這わせて機械で一気に収穫する方法で栽培。皮が硬いため機械で収穫しても実は潰れない。6月にはバジルソース用のスイートバジルも植えた。6月に小麦が黄金色に色づいており、穂が全体の半分曲がっていると収穫目安。収穫した小麦はハウスで乾燥させ、7月に脱穀し収穫祭まで一旦保存。
去年7月、ピザソースのために育てていた調理用トマト。温度が高く腐ってしまい虫の被害がみられたため、現状で採れるトマトを収穫。通常のトマトは「離層」で果実が離れるが、調理用トマトの場合は加工時にヘタは不要のため「離層」なしの状態に品種改良し、実だけで収穫可能。
- キーワード
- トマト
収穫した調理用トマトでソース作り。湯通しして皮をむき、みじんぎりして炒めたたまねぎに加え、水分がとんだら塩コショウ・オレガノで味付けしたら完成。その後里のバジルでもソース作りを行った。
ピザ窯作りに挑戦。ブロック・レンガを積み上げて、無事ピザ窯が完成。
里の作物で作る絶品ピザ。製粉機にピザ生地に使う小麦をいれ皮ごと粉にして、粗い殻を取り除いたら小麦粉が完成。この小麦粉でピザ作りを開始。小麦粉・砂糖・塩・ドライイースト・ぬるま湯・オリーブオイルを混ぜてこねる。常温の場所で発酵を続けたら、打ち粉をしながら生地をのばし、トマトソース・チーズをのせ、ピザ窯で焼き完成した。
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