- 出演者
- 所ジョージ 阿部健一(セバスチャン) 佐藤真知子 五島麻依子(大吟嬢) 三浦一馬
オープニング映像。
2014年11月に始まった里山再生プロジェクト。荒れた土地を土壌から改良し、田んぼなどをつくった。今では様々な分野の科学者と地元の方々が集うようになった「かがくのさと」。そんな里で3年前に始まった母屋建築プロジェクト。設計は建築家・隈研吾さん。科学者や職人が力を合わせて、ついに完成。今回は職人が母屋に込めた驚きの技を深掘り。さらに里の恵み満載のメイン料理。母屋建築に関わった人たちと完成を祝うパーティーも。
先日の放送で所ジョージが大絶賛した洗面台。この石は去年の収穫祭で隈研吾が選んだ。伊達冠石の表面は酸化して赤茶色だが、切り口は本来の黒色。石を加工したのは石のプロ・神永大輔さん。今年7月、加工途中の様子を見せてもらった。上側に水を受ける窪みを作る前に洗面台として正面をどこにするかを決める。親方の金澤良行さんと隈研吾建築都市設計事務所の設計スタッフ・平林航一の意見が分かれた。最後に親方が折れ、平林航一さんが提案した向きに決定。続いては窪みを作る作業。まずはダイヤモンドの刃がついた機械で直径6cmほどの円柱状に削る。円柱状に切り出した芯棒を取り出す。少しずつ位置を買えて芯棒を取り出し、窪みを作っていく。その後、ノミで丸く加工したら、ダイヤモンドの刃がついたグラインダーで削っていく。外側から中心に向かって何本も切れ目を入れ、ノミで丸く削る。この作業を何度も繰り返し、おおよその形が見えてきたところでグラインダーを横に入れて削る。穴の大きさや深さは神永大輔さんの感覚で作っているという。削る作業が完了したら、窪みの部分を磨いて光沢を出していく。使うのは研磨パッド。数字が大きいほど目が細かく、今回は8段階に分けて磨く。何度も磨きを繰り返し、白かった窪みが黒くツルツルに。最後に排水用の穴を開け、母屋に運び込んだ。
所ジョージは完成した母屋について、細部が集まると全体がステキなものになるなどと話した。
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- かがくの里
いよいよ、メイン料理の時間。天ぷらには収穫したピーマン・枝豆・ショウガを使用。今年7月、茨城大学・佐藤達雄教授が持ってきたのはショウガの苗。ショウガは普通、種ショウガという親となるショウガを5月ごろに植えて栽培するが、ショウガは根腐れを起こしやすく、里の菜園は水がたまりやすいため、梅雨が過ぎるまで大学のハウスで育ててくれていた。今年11月、無事に収穫できたショウガ。収穫祭の朝に食べたうどんの付け合せにもショウガを使った紅生姜が。ショウガに色と風味をつけており、そこで使われるのが梅酢。今年行った里で採れた小梅を使った梅干し作り。この時の梅酢を紅生姜の色付けに使えるが、使い道があるとは知らず、捨ててしまった。そこで代用品となるのが“赤じそのふりかけ”。これに酢を加えれば、梅酢の代用になる。まずはショウガを薄切りにし、塩をまぶす。1時間後、やわらかくなったショウガを千切りにし、ビンに詰める。お茶パックに入れた赤じそのふりかけと酢を入れる。フタをして1日置くと紅生姜が完成。メイン料理には収穫したばかりのキクラゲも。生の食感を生かしながら食べるキクラゲのお刺し身を作る。沸騰したお湯にキクラゲを入れ、30秒~1分ほどゆでる。これで完成。さらにキクラゲとネギのお吸い物、梅干しのおかか和え、麦茶、スイカも。所ジョージは里の恵みが詰まったメイン料理を堪能。なんでもそろうようになったと話した。
母屋の完成パーティーを開催。トマトソースピザ、ジェノベーゼソースピザ、クアトロフォルマッジを焼く。里で採れたトマトやバジルのソースが使われている。また、地元のチーズ工房のチーズも使用している。どのピザも生地は里で育てた小麦「農林61号」の小麦粉を使っている。窯は耐熱レンガを積み上げて作った三浦一馬の手作り窯。焼き上がったピザを振る舞うのは母屋建築で活躍した方たち。里の大麦で作った麦茶も用意し、みんなで乾杯。ピザの他にイノシシ肉の串焼きなども振る舞われた。
