バス減便に対する各地の取り組みに関する解説。自治体に期待される役割について前橋工科大学・吉田樹さんは「これまでのバス事業は事業者が競い合うことによって良いサービスができると思ってきたが、これからはコーディネート力が求められる」などと話した。国は今年3月、専門の技能があると認められた外国人に与えられる在留資格である特定技能にバスの運転手を含む自動車運送業を新たに追加することを決めた。これについて吉田さんは「バスの運転手は安全に運転するのは勿論、お客さんとコミュニケーションを取らないといけない場面がある。馴染むまでには時間がかかる」などと話した。バス路線維持について吉田さんは「これまでの路線バスは街作りの中で位置づけられることが少なかった。首都圏や郊外など、必要なバスサービスを行政の中で計画的に出来るかが大事になってくる」などと話した。