今、野球界で話題をよんでいる「Torpedo Bat」。大リーグでこのバットを使った選手がホームランを量産。日本でも今月使用が認められ興味を示す選手が相次いでいる。このバットを内川聖一が徹底取材。何が違う?日本でも広まる?岐阜・養老町にあるバット工場。内川さんが現役時代、ここでバットを作ってもらっていた。職人の名和民夫さん。プロ野球の木製バットは先端に向けて幅が広くなる形が一般的。ボールが一番よく飛ぶ芯はバットの先端に近い位置にあった。その常識を覆したのがTorpedo Bat。芯は手元に近い位置にある。工場でも大リーグで話題になり始めた先月から研究。内川さんが現役時代使っていたバットと同じ重さ、同じグリップの形でトルピードバットを作ってもらった。試し打ち。これまでのバットと同じ感覚で振ると芯を外し、バットの先にボールが当たってしまう。打ち方を変えてチャレンジ、バットの芯に当たった。トルピードバットはこれまでのバットより軽く感じるという。速い球に対応しやすくなるという。メーカーでは試作品を選手に渡している段階。早ければ今月末にも実践用を提供したいという。