15日に行われる米中首脳会談。アメリカとしては、IPEFの成果を打ち出し、優位な立場で臨む狙いもあるとみられる。ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、会談は建設的なものになるだろう、バイデン大統領は楽しみにしているなどとした。岸田首相もAPECに合わせて、習主席と会談を行うことを検討している。会談が実現すれば、約1年ぶりで、岸田首相としては、中国による日本産水産物の輸入停止措置の撤廃を求めるなど、両国間の懸案で、日本の主張を伝える一方、共通の課題では、協力姿勢を示し、建設的・安定的な関係構築につなげたい考えだ。