日本時間の昨夜から今日にかけて赤澤経済再生相は米商務省でラトニック商務長官と約1時間にわたり閣僚交渉を行った。この中で両氏はアメリカの関税措置に関するそれぞれの立場を改めて確認し、貿易拡大や非関税措置、経済安全保障面での協力などについて議論した。そして双方にとって利益となる合意を実現できるよう精力的に調整を続けることで一致した。これまでの交渉では自動車の関税率の扱いなどを巡って隔たりが埋まっておらず、先にカナダで行われた日米首脳会談では合意に至らなかった。今回は首脳会談以降では最初の赤澤氏の訪問となったが、今後も閣僚交渉が続く格好となった。赤澤氏はこのあと記者団に交渉の現状などを説明することにしている。