きょうの為替相場の見通しについて岡三証券・武部力也の解説。きょうのドル円の予想レンジは157.70円~158.60円。為替市場は来週予定のFOMCと日銀の金融政策決定会合を見据えた神経質な展開を予想している。日米金融政策への思惑は値動きを抑制するものと考える。注目ポイントは「過小評価の円 国会に注目」。現在開かれている臨時国会は物価高対策や食料品への減税が大きなテーマ。為替市場が注目しているのはそれだけではない。高市総理は先月の日米首脳会談において「円の過小評価は問題だ」と伝えた。臨時国会で高市総理は片山財務大臣から円相場の認識は為替介入に関する表現変化、円の過小評価とした高市総理の真意が探られるかもしれない。為替相場が政治のテーマとして再浮上する可能性であり、答弁次第では政治が円を突き動かす場面もありそうだ。日銀の金融政策や姿勢、円買い為替介入も含めた当局の姿勢が注目される。最大の焦点は月末の日米の金融政策決定会合。日銀もFRBも年末に向けて追加利上げ観測を燻ぶらせている。当面は円買い圧力とドル買い圧力が併存しやすい環境。
