中国本土からわずか10km。台湾の蔡英文総統が「重要な第一防衛戦」と位置付ける馬祖列島に、中国政府は橋などの交通インフラで結び、電気・水道ばぢび「ライフラインも共有する計画を発表した。2001年から馬祖と中国本土との定期船が運行開始。台湾が実効支配する馬祖は主な産業が観光業以外無い。しかし島民の所得は台湾の中でも3番めに高いという。その理由はほとんどの人が中国本土の不動産を買っているから。中国と結びつき、経済でも中国依存が進む馬祖。行政のトップは「政治は台湾に従わなければならないが、経済的には中国と協力しなければならない」などと複雑な胸の内を明かした。