3日後に迫った学生三大駅伝の開幕戦・出雲駅伝。大会3連覇を狙う駒澤大学のキャプテン篠原倖太朗。去年の出雲では1区を任され他を圧倒する区間賞。チームの連覇に貢献すると、続く全日本を制し三冠を狙った箱根駅伝。1区の篠原はトップでたすきをつなぎ歴代2位のタイムで区間賞を獲得する。しかし絶対王者と思われた駒澤に立ちはだかったのが青山学院。史上初2年連続の三冠の夢はついえた。そして篠原に芽生えた思い。その決意は、先月下旬、アスレチックスチャレンジカップ・5000メートルのレースで現れる。3カ月前に青山学院の鶴川正也が屋外の日本人学生記録を17年ぶりに更新。その中で篠原は、自己ベストを10秒以上縮めるタイムで記録をさらに塗り替えた。