京都の電機メーカーKDWが開発した家電「サンティエ」の紹介。食品や料理を入れて光を当てる。実験では、たまごや乳製品、貝類などのビタミンDの含有量が特に増えたという。中でも、生がきは74倍、イカゲソは235倍に増えた。内部に設置されているのは紫外線を照射する2つのLEDのライト。太陽光などにも含まれる紫外線は波長の長さによって3つに分類することができる。Aは日焼けサロンで、Bは鳥などの飼育ランプとして、Cは消毒殺菌に使われる。サンティエは、このうちB波を真夏の太陽の7分の1程度の強さで照射。すると、食品にもともと含まれるプロビタミンDという成分がビタミンDに変わる。ビタミンDが不足すると骨粗しょう症や骨軟化症といった病気になるリスクも。また、日光に当たると皮膚でもビタミンDを作ることができるが、日焼け防止などで若い人を中心に不足しがちだそう。