ミクロコスモス山歩きについての紹介。虫の死骸から育ったカビの写真が表示された。虫の体に残った養分から新たな生命が生まれたという。こうした生き物たちの小宇宙が今回紹介するミクロコスモス。この不思議な世界を撮り続けているのが写真家の熊谷さん。SNSでミクロコスモスの世界を世界中に発信している。熊谷さんの撮影フィールドは高尾山。今回はミクロコスモスが好きな中学2年生の笹岡さんと一緒に、ゆるやかなハイキングコースとなっている裏高尾へと向かう。歩きながら見つけた柵にいたのは菌類と藻類の共生体。黄色いブツブツでは胞子が作られ、この菌類の体の中に藻類が暮らしているという。沢で見つけたのはオトシブミが落とした葉っぱ。オトシブミは卵を生んだ際、葉っぱを折りたたんで卵を包むのだという。次に見つけたのはコガネムシタンポタケというキノコ。コガネムシの幼虫から養分を得て成長するキノコだという。この日は約4km、1万3000歩ほど歩いた。