5度目の挑戦で自民党総裁選を制した石破茂氏。1回目の投票で1位だった高市氏を決選投票で敗る劇的な逆転勝利だった。初めて総裁の椅子に座ると「これは座っちゃいかんという椅子でしたから、こんなもんだなという感じ」とコメント。石破新総裁は明日の臨時国会で第102代・内閣総理大臣に任命され、その後”石破内閣”を発足させる。それに先立ちきょう、自民党のナンバー2となる幹事長に森山総務会長、共に総裁選を戦った小泉元環境大臣を選挙対策委員長に起用するなどの党の役員人事が行われる。一方、閣僚人事もほぼ固まり、政権の骨格となる官房長官に林氏を続投、財務大臣に加藤元官房長官を起用するほか、外務大臣には総裁選で石破陣営の選対本部長を務めた岩屋元防衛大臣を内定している。自民党幹部によると石破氏は早ければ来月9日にも衆議院を解散し、15日公示・27日投開票の日程で総選挙を行う方針。こうした自民党の動きに立憲民主党の野田代表は「前提としてやっぱり国民に信を問うための判断材料を調えるための論戦が必要だと思うので、そこから逃げようとするならばそれは裏金解散と言わざるを得ないし、旧統一教会の問題も含め、裏金問題も再調査しないというんだったら、臭いものにフタ解散だと思う」」と述べた。果たして解散総選挙の行方は。人事の狙い・今後の課題について専門家と解説する。