新たな執行部では政調会長に総裁選の決選投票で高市氏を支持し、高市氏本人も「政策が近い」と話す小林鷹之氏を起用した。一方、党の要の幹事長には麻生派のベテラン・鈴木俊一氏を、麻生太郎氏を副総裁に起用した。また総務会長にも有村治子氏を起用。麻生派から3人を党幹部に起用し、総裁選への勝利を決定づけた麻生氏に配慮したかたちとなった。また高市総裁は旧安倍派の萩生田光一元政調会長を幹事長代行に起用した。いわゆる“裏金問題”で収支報告書に不記載があった議員が問題発覚後に党幹部に起用されるのは初めてだ。一方連立を組む公明党では高市氏の保守的な政策への懸念が強く、今後の自民党との向き合い方を協議するためけさ緊急の役員会を開いた。午後3時からは自民党の新執行部の発足後初めてとなる公明党幹部との会談が始まり、高市新総裁と公明党・斉藤代表が幹事長を交えて連立の継続を確認するため政策協議を行っている。