国会では参議院で代表質問が始まった。立憲民主党は政治資金収支報告書に不記載があった佐藤官房副長官の起用について質した。佐藤副長官について野党側が、政府と国会の連絡・調整を行うにはふさわしくないと主張していることを踏まえ、政府側の陪席は衆議院の尾崎官房副長官が行った。立憲民主党の水岡参院議員会長は、「佐藤官房副長官は裏金問題に関与しているが選挙の審判を受けていない、任命責任が問われる」と質問。高市首相は、「国会運営に混乱をきたすことになったことは真摯にお詫びする、政治とカネの問題には厳しい姿勢で臨みルールを徹底的に順守する自民党を確立する」と答えた。自民党は物価高対策について質した。高市首相は、「ガソリン税や軽油引取税の暫定税率早期廃止、電気・ガス料金の支援、重点支援地方交付金の拡充などの対策を講じる」と回答した。
