自民党総裁選挙に立候補を表明した小林鷹之元経済安全保障担当大臣が所得税の定率減税を打ち出した。小林氏が強調したのは中間層や現役世代に対する支援の強化で、期限を区切って所得税を定率で減税する仕組みの導入を訴えた。高所得者の優遇にならないよう減税額には上限を設ける方針で、消費税の減税についても内需を喚起する観点から、選択肢の一つになりうると話した。一方、今日総裁選への立候補の意向表明した林官房長官は岸田政権や石破政権が主要政策に掲げた賃上げの実現に力を入れる姿勢を示した。また、小泉農林水産大臣も立候補の意向を表明。みずからの陣営に加藤財務大臣が選対本部長として加わることを明らかにした。こうした中、すでに出馬表明を済ませた茂木前幹事長は都内のスーパー「アキダイ関町本店」を訪問し物価高の現状などについて聞き取った。総裁選には高市前経済安全保障担当大臣も立候補に向けた準備を進めている。
