今朝の自民党本部には地方組織の幹部が訪れていた。いわゆる裏金議員を選挙で公認するかを巡って揺れる自民党。これまで地方組織が申請をした場合は、原則公認することになっていたが昨日、森山裕幹事長は党本部の判断で公認を見送る考えを示唆した。地方組織には既に公認見送りが固まっている萩生田元政調会長ら6人以外にも公認されない議員が出てくるのではないかと不安が渦巻いている。午後、国会内で森山幹事長や小泉選対委員長らと会談した石破総理。自民党は明日、選対会議を開いて公認を決める予定で選挙の情勢調査などを踏まえ詰めの協議を行ったものとみられる。一方、国会では野党が公認の判断の前に石破総理自らヒアリングを行わないのかと追及した。石破総理はヒアリングを行うかについては言及を避けた。党関係者によると非公認となる議員は10人以上となる見通しで、石破総理は党内融和との間でギリギリの判断が迫られている。