政府がきょう世界文化遺産の候補として推薦することを決めた飛鳥・藤原の宮都は日本列島で初めて生まれ、のちの時代にも文化的な影響を与えた古代国家の宮都の遺跡群。天武天皇などの宮殿があったとされる飛鳥宮跡・藤原宮跡、極彩色の壁画が見つかった高松塚古墳など6~8世紀の19遺跡で構成。政府は今月中に推薦書をユネスコに提出する。阿部文科相は「登録の実現に向け関係自治体と連携して取り組んでいく」とした。今後、ユネスコの諮問期間イコモスの審査・評価結果の勧告を経て、来年夏頃の世界遺産委員会で登録可否決定する予定。
住所: 奈良県高市郡明日香村平田439