夏のレジャーシーズンを前に、水難事故に備えて新見市の高梁川で、消防が救助の手順を確認する訓練を行った。新見市消防署では川での水難事故に備えて、毎年この時期にゴムボートを使った救助訓練を行っている。訓練は岩場や対岸に人が取り残されたという想定で行われ、弱い雨が降る中、署員たちは川の流れや岩などの障害物に注意しながら、慎重にボートを操作して、取り残された人がいるところに近づき、救助する訓練を行った。また、川で人が流されたという想定の訓練も行われ、ボートから川の中に飛び込んだり、ロープを投げたりして、流された人を救助してボートに引き上げる手順を何度も確認していた。新見市内の高梁川では、川で遊んでいた人が溺れて死亡する事故が、去年とおととしそれぞれ1件ずつ発生している。