食品大手の味の素のグループ会社がえびの市と国富町の農家などと共同で開始した取り組みを発表。新たな取り組みでは佐賀市の九州工場で冷凍ギョーザを製造する際に出るキャベツの芯やニラの切れ端をえびの市の養豚業者に運び込み、エサに加工し豚に与える。豚の排せつ物からたい肥を作り農家に提供し、キャベツやニラを育てるのに活用する。この会社ではこれまで国内の工場で出る食品の残りかすをすべて家畜のエサなどの原料として外部に提供し100%資源化してきたが、今月から一歩進んだ取り組みとして、今回の資源循環の枠組みをスタートさせた。味の素冷凍食品原材料部の高橋政光部長は「地域内でいろいろ物を回すということは環境負荷の中で軽減できる取り組みだと思う」とコメントした。