3月下旬、バナナの苗がベース基地に届けられた。バナナは1年中温暖なフィリピンやエクアドルで栽培され、輸入品が占める割合は99.9%。日本産バナナは0.1%しかない。そこで松田元太がバナナを新宿で育てることになった。送ってくれたのは日本でバナナを栽培している田中哲也さん。バナナは熱帯植物なので暑いのに強いと思われがちだが夏の暑さも敵。東京はコンクリートの反射熱で40度を超えてしまう。松田元太らは地面からなるべく離すため高さ80cmの鉢に、1.2tの土を入れていった。2時間後、土入れが終わり苗を移植した。4月下旬、先端から葉が伸びてきた。6月下旬、松田元太がバナナを確認すると、大きく成長しビニールの屋根を貫通していた。