新納さんらは金沢・木倉町にあるお店へ。名古屋の料亭などで腕を磨いた奥村さんのお店の特徴が輪島塗など石川県の工芸品で石川県の食材を楽しめること。特に地震のあと、力を入れてるのがコース料理。ノドグロを頂いた新納さんは「香ばしいのがノドグロと上手にマッチする」とコメントした。始めたきっかけはこの店で使っている輪島塗の老舗が地震で大きな被害を受けたこと。輪島にあった工房が倒壊してしまった。地震の時、妻の実家のある妻の実家がある七尾市で被災した奥村さん。それだけに強く能登の復興を願っていた。奥村さんは自ら能登に出向き、食材の買い付けをしている。地元の野菜を作ってる農家やハーブを育ててる農園、老舗の日本酒の酒蔵など今年になって50か所以上生産者を訪ねた。この日訪れたのは志賀町の高浜漁港。地震の時、津波が押し寄せ漁船にも被害が出た。去年から取り引きがある漁師を1年ぶりに訪ねる。天然の岩カキが今年も大きく育っていた。しかし地震の影響で営業再開できない旅館も多く、取引先が減ってるという。奥村さんが仕入れた岩カキで作ったこの日のメインディッシュが牡蠣フライ。こだわったのは衣に使った岩のり。漁師を訪ねた時に感じた海の香りを伝えたいと思ったそう。
住所: 福井県大飯郡高浜町事代1-104