東京都内に乱立する中国人向けの予備校。今、大学受験のために中国から日本を訪れる若者が急増しているという。今日から東京大学など全国の国立大学で2次試験の前期日程がスタート。日本の難関大学を受験する彼らの多くが中国の受験戦争から逃れてきたという。東京・高田馬場駅周辺は、中国人向けの日本語学校や予備校がひしめき合う激戦区となっていた。およそ1200人の生徒が通う予備校「啓程塾」ではこれまでに100人以上を東大に送り出している。日本は欧米に比べて留学費用が安く治安も良いため人気だという。啓程教育グループ・李旭代表取締役は、中国の受験生は日本人の10倍以上いる、名門大学は日本の方が入りやすいと話した。大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏は、中国人の間でも東京大学が日本トップクラスの大学だと認識している人が非常に多くいる、東大出身というのは中国に戻ってもかなり箔が付くと言われていると解説した。