がんの妻を自宅でみとった男性。住み慣れた自宅で最期を迎えたいという妻の希望をかなえることができた。納得する最期を迎えるためにどんな準備をするべきか。アドバンス・ケア・プランニングについて考える。年間の死亡者数は過去最多の160万人超。自宅で終末期に医療を受けた人は9.4%にとどまっている。高知・室戸市の高見糸壽さんは自宅で最期を迎えることを希望している。8年ほど前にパーキンソン病になり、施設への入所を勧められたが、家族と相談して自宅療養を決めた。訪問看護師の尾崎裕美さんが週4日通い、高見さんを支えている。自宅でのみとりを希望する人は増えているが、対応はギリギリの状況。尾崎さんの事業所は東西に70kmをカバーしている。常勤看護師は7人のみ。県東部で24時間訪問看護は行うところはほとんどなく、在宅医も不足している。訪問看護師が介護士の仕事まで肩代わりしなくてはいけない現状も負担となっている。医療・介護の不足により、自宅でのみとりができなくなる懸念がある。
