神奈川県綾瀬市に住む60代の女性の携帯電話に総合通信局の職員を名乗る男からあなたの携帯から多数の迷惑メールが送られているなどと電話があった。その直後、高知県警の警察官を名乗る男からも電話があり被害者が多数いて、このままでは1年近く勾留されるなどと不安をあおってきた。そして高知県警という表記が入ったSNSの偽アカウントに誘導されたうえSNSのメッセージで不正な取り引きがないか調べるので指定する口座にいったん現金を振り込んでくださいなどと指示された。話を信じた女性は現金を振り込んでしまい合わせて4300万円をだまし取られてしまった。警察によるとSNSやスマートフォンのメッセージを使う詐欺の手口が増えていて今回、被害に遭った女性はアカウント名に高知県警という表記が入っていたため公式のものだと信じてしまったという。SNSのメッセージなどで現金を求めてくるのは詐欺かもしれない。1人で判断してすぐに応じることはせず警察や家族に相談を。