田野屋塩二郎さんは世界中の一流シェフから注文が殺到する塩職人。注文の最高金額は1kg100万円で平均価格の約8000倍。現在予約は5年待ちだという。弟子入りは断ることが多いが、小坂さんの公務員を退職までした覚悟を汲んだと語る。修行期間は3年。その間は夫婦揃って塩作り体験施設で働いていた。初日から教えることはしないスタイルで、感覚を掴むように言われた。焦った小坂さんは公務員のスキルを生かし、細かくデータ化やマニュアル化したものの、塩はデータでは作れないという結論に達した。その後小坂さん夫婦は、その日の天気や気温を考慮しながら己の感覚だけを頼り365日塩と向き合った。塩の感覚を掴み、田野屋さんから認められたふたりは、「田野屋紫蘭」「田野屋白兎」という屋号をもらい独立。しかし独立後、ふたりはまだ師匠に塩を見てもらっておらず、この機会に塩をみてもらうことに。
