愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウンは、住民の高齢化が進むなか、若い世代を取り込む新たな取り組みが始まっている。5年前からニュータウン内の団地に住む、建築士・内藤太一さんが参加するのが40代以下の居住者などで作る組織「リニュー部高蔵寺」の宣伝部。SNSなどの発信を通じ、高蔵寺ニュータウンを若い世代に知ってもらうのが狙い。リニュー部が始めたのが、ロードバイクのイベント。高蔵寺ニュータウンの住民を悩ませていた坂道を逆手に取り、毎月全国からサイクリングの愛好者が集まってくる。さらに平日の夜、ニュータウンの最寄り駅の前に集まっていたのはキッチンカー。窯で焼くピザやカフェなど、地元の人気店などが出店し家族連れなどでにぎわっている。若い世代がニュータウンに来るきっかけとして企画した夜市のイベントに手応えを感じているという。