30年にわたって熱中症患者を診察してきた医師は、熱中症はある一線を越えると治療をしても重症化を止めるのが難しくなると注意を呼びかけている。炎症ドミノと呼ばれ、重症化の背景にある炎症が次から次へと発生し全身に広がってしまうという。暑さで注意が必要なのは熱中症だけではない。暑さと健康の関係を研究する専門家によると、“見えにくい死亡”が発生しているという。注目したのは気温と死者数の関係。一日の平均気温が26℃を超えると死亡リスクが急激に高まることが分かっていて、暑熱関連死と呼ばれる。熱中症単体による死者の約7倍に相当。専門家はこの暑熱関連死に持病の悪化が相当数含まれるとみている。
