魚養殖と野菜栽培を組み合わせたアクアポニックスが広がっている。魚の排泄物を含む水が微生物の働きにより作物にとって養分豊富な水となり、作物が養分を吸収した後の水は再び養殖に適したきれいな水に戻るという循環型農業。取材した木更津の農場では単価の高いニシキゴイと高麗にんじんを作っており多くの利益が得られるという。また経験がない人でも始めやすく、栽培方法も手間がかからないことが大きいと語る。高齢社員のためにこの事業の導入を考えている塗装会社の社長が視察に訪れていた。障害者の賃金を上げようと導入する動きも出てきており、埼玉緑区の社会福祉施設では内職仕事に代わる事業として導入を検討しているという。