世界的に活躍したアーティストたちとの永別を惜しむなか、ラジオDJで82歳の小林克也は短編の映像作品を制作することに。白羽の矢が立ったのは同じコメディユニットのメンバーで、俳優の伊武雅刀。スネークマンショーは下ネタ、ドラッグなどタブーをネタにした作品で若者に支持され、YMOとのコラボレーションアルバムもリリースしている。23年12月、小林、伊武は企画会議を行い、互いが納得するまで試行錯誤をするのはネタ作りをしていた当時と変わらないという。伊武は空港の税関で繰り広げるコメディー作品を発案し、セリフを減らすことで鑑賞者の想像をかき立てるなど、アイデアが次々と生まれた。小林がこだわったのは作品の終盤に流れる音楽で、かけるタイミングも重要視していた。
税関を舞台にしたコメディー作品では小林克也の英語力、伊武雅刀の演技力で勝負をすることに。