中国で自動運転タクシーの運用が進む。自動運転は5つのレベルに区分されている。2020年4月から「レベル3」高速道路など一定の条件下で全ての運転操作を自動で行い状況に応じて人間が対応する走行が可能。去年4月には一定の条件を満たせば運転者なしでも公道の走行が可能な「レベル4」での走行も可能。政府によると自動運転の実用化に向けて今年度の2024年度はおよそ100か所で一般道での計画運行を行い、25年度には全都道府県での通年運行の計画や実行と自動運転タクシーサービスを開始。27年度には本格事業化の開始を目指す。これまで自動車メーカーが自動運転事業を行うことはできず、タクシー会社への委託が必要だったが、政府は6月許可を得れば自動車メーカーなどもタクシー事業を行えるよう年内にも規制を緩和する方針。自動車大手のホンダは米国のゼネラルモーターズなどと日本での自動運転タクシーサービスを開始するための合弁会社を設立する予定で2026年初頭には東京都心部で自動運転タクシーサービスを開始する予定。元衆院議員・杉村太蔵は「すごく期待している」、弁護士・萩谷麻衣子は「安全性と労働、雇用の問題は併せて考えていかないと」と話した。